スタイル別の家具・インテリア、それぞれの特徴
ナチュラルデザイン
ナチュラルデザインの家具に象徴されるのは、何年経っても、いつまでも飽きのこない、年代を超越したシンプルさではないでしょうか。見た目が素朴な家具だからこそ、どんなインテリアにも自然に溶け込んで、浮いてしまうといったことがありません。だからといって、決して存在感がないというのではなく、逆にいえば、いつもそこにあるのだという、安心感と存在感を備えているのがナチュラルデザインの家具だといえるでしょう。色合いもシンプルで、何かを訴えかけるように、強く主張することはなくても、家具としては嫌われたり、邪魔にされたりということがありません。だからこそ、世代を超えて支持される飽きのこない素朴なデザインだといえるのです。
カントリーデザイン
プチ可愛らしいカントリーデザインの家具は、女性から男性、大人から子供まで、自然素材の手作り感が好まれるのではないでしょうか。アースカラーをベースとして、木目を大切なインテリアの一部としたり、ペイントで手作り感をパワーアップさせたり、そんな楽しげな雰囲気をカントリーデザインの家具は醸し出します。アースカラーだから、お部屋の壁紙などが地味でも派手でも嫌わず、しっくりと溶け込んでしまうのも、自然素材を使っているからにほかなりません。また、パッチワークやドライフラワーといったインテリアが似合うのも、カントリーデザインならではだといえるでしょう。緑の清々しい風と、淡い木漏れ日を連想させるのが、カントリーデザインの醍醐味かもしれません。
モダンデザイン
都会派のインテリアの代表のひとつだともいえるモダンデザインは、カジュアルさと機能的なところが売りではないでしょうか。モダンデザインの家具は、重厚な雰囲気を持たないことが、かえって毎日の一般的な生活がしやすいインテリアだとも考えられます。しかし、一方で、家具自体が何らかのパフォーマンスを持っていて、機能的でありながら、カジュアルな主張も感じられるところでしょう。素材も、自然からのものだけではなく、科学的に作られた新しい素材を使ったり、工学的にも優れているものが取り入れられていることもあるでしょう。鋭角的なフォルムも、柔らかなフォルムも、モダンデザインの家具のそれぞれの特徴の一部分であると考えられます。
クラシックデザイン
上品さと優雅さを兼ね備えたクラシックデザインは、非常に特徴のあるインテリアにこそ、映えるのだといっても過言ではありません。クラシックデザインの家具は、薔薇のような豪華絢爛な花が似合い、色彩も濃くて重厚な雰囲気を備えているといえるでしょう。古くなったり、傷がついた場合でも、修理されながら何世代にもわたって受け継がれていくイメージがあります。インテリアとしては、どんなお部屋の雰囲気にも合わせやすいというものではありませんが、同じようなクラシックデザインの家具を揃えて統一感を出すことで、さらに高級な雰囲気となります。上品で優雅なクラシックデザインの家具に囲まれての暮らしは、お茶を飲むひとときも優美だと考えられます。
アジアンデザイン
アジアン家具の特徴を一口にいうならば、まずは自宅に居ながらにして、毎日がリゾート気分に浸れるという贅沢な感覚ではないでしょうか。ウォーターヒヤシンスを使った、職人技の繊細な編み込みが施されたソファーやベッドなど、さまざまな家具の素晴らしさを満喫し、天然木で表現されたオリエンタル調のエキゾチックなデザインなどを愛でることで、心は南国リゾートに飛んで行くようです。目を閉じれば、頬に優しい風を感じ、輝く太陽の下でエキゾチックな飲み物を飲むことを想像するなど、アジアン家具に囲まれた生活には、のんびりとした時間が似合います。それは、重厚でありながら繊細さを兼ね備えている、オリエンタルならではの家具のデザインのお陰でしょう。